実体験をもとに、我が家が保険を見直した理由をご紹介します。学資保険や医療保険を見直し、浮いたお金をNISAで積み立てた結果、家計や資産形成への考え方が大きく変わりました。
「保険って、本当にこんなに必要なのかな?」
以前の私は、そんなことを考えたこともありませんでした。
FP(ファイナンシャルプランナー)の方に勧めてもらった保険に入り、「これで将来も安心」と思っていたからです。
でも、お金について少しずつ勉強していく中で、我が家にとって本当に必要な保障は何なのかを考えるようになりました。
保険料は家計の大きな負担になっていた
当時の我が家は、学資保険や医療保険、生命保険など、いくつもの保険に加入していました。
「子どものため」
「もしものため」
そう思うと、保険料を払うことに疑問はありませんでした。
でも家計簿を見返してみると、毎月の保険料は決して小さな金額ではありません。
固定費の中でも大きな割合を占めていて、「このお金をもっと有効に使えないかな」と考えるようになりました。
学資保険を見直した理由
我が家では、子どもの教育資金を準備するために、日本円で積み立てる学資保険と米ドルで積み立てる学資保険の2種類に加入していました。
どちらも、満期を迎えたあともそのまま運用を続けることで、お金が増えていくという内容でした。
加入時には、満期後も運用を続けた場合、年3〜7%程度で増える可能性があると説明を受けました。
当時の私は、その中でも一番良いケースをイメージして、「こんなに増えるなら十分だ」と思っていたんです。
でも、お金について学ぶようになってからは、保険だけでなく投資信託についても調べるようになり、それぞれの特徴やリスク・リターンを比較するようになりました。
その中で、保険は「保障」と「資産形成」の両方を兼ねた商品であり、実際に受け取れる金額は契約内容や運用状況によって変わることを知りました。
さらに、実際に受け取れる金額を計算し、インデックスファンドへの長期積立投資とも比較してみると、私が加入当時にイメージしていたほど大きく増えるわけではないと感じたのです。
もちろん、学資保険には元本割れしにくい安心感があり、教育資金を計画的に準備できるというメリットがあります。
そのため、決して悪い商品だとは思っていません。
一方で、米ドル建ての保険は円安が進むにつれて毎月支払う保険料も上がり、家計への負担が以前より大きくなっていました。
こうしたことを総合的に考えた結果、我が家には「教育資金を準備する方法」として、NISAを活用した積み立て投資のほうが合っていると判断しました。
医療保険は必要?我が家の考え方
もう一つ見直したのが医療保険です。
調べていく中で知ったのが、日本には公的医療保険制度があること。
さらに、高額な医療費がかかった場合でも、収入に応じて自己負担額に上限が設けられる「高額療養費制度」があることも知りました。
もちろん、差額ベッド代や食事代など対象外の費用もありますし、長期療養や収入減への備えも必要です。
そのため、民間の医療保険が必要かどうかは、家族構成や貯蓄額、働き方などによって考え方が変わると思います。
我が家は、すぐに生活が苦しくなるような状況ではないことや、ある程度の生活防衛資金を確保できていたこともあり、民間の医療保険は最低限で十分だと判断しました。
そして、もう一つ大きかったのは、「限られたお金をどこに優先して使うか」という考え方です。
私たちは、「もしも」への備えも大切ですが、子どもたちの教育費はほぼ確実に必要になるお金だと考えました。
夫婦で何度も話し合った結果、毎月の保険料を手厚い保障に充てるよりも、教育資金や将来の資産形成のために積み立てていくことを優先するという選択をしました。
学資保険を解約。医療保険は共済へ見直し
保険とNISAの役割の違い
学資保険は解約し、医療保険は民間の保険から負担の少ない共済に見直しました。
解約した時点では、学資保険は元本割れになっていました。
それでも、このまま保険を続けるよりも、早い段階で見直してNISAで積み立てを始めたほうが、長い目で見れば我が家にとってプラスになると判断しました。
そこで私が改めて気づいたのは、保険とNISAは役割がまったく違うということです。
保険は、病気やケガ、万が一のときに家計への大きな負担を軽くするための「備え」。
一方、NISAは将来のお金を育てるための「資産形成」の制度です。
以前の私は、「将来のためのお金」という点だけを見て、保険と資産形成をごちゃ混ぜに考えていました。
でも、お金を守る役割は必要最低限の保険で備え、教育費や老後資金など、時間をかけて準備できるお金はNISAでコツコツ育てるほうが、我が家には合っていると考えるようになりました。
もちろん、どちらが正解というわけではありません。家族構成や収入、考え方によって最適な選択は変わります。私たち家族は、「必要な保障は持ちながら、将来のお金は投資で育てる」という形を選びました。
その結果、毎月約3.5万円の固定費を減らすことができました。
それまで保険料として支払っていたお金と、学資保険の解約返戻金は、NISAで積み立てることにしました。
とはいえ、長年続けてきた保険を解約することには、正直なところ抵抗もあり、不安な気持ちもありました。
でも、公的医療保険制度や高額療養費制度など、日本には万が一のときに利用できる制度があることを知り、さらに長期・積立・分散投資について学ぶ中で、「時間を味方につける資産形成」という考え方に納得できるようになりました。
今では安心して積み立てを続けることができ、資産も少しずつ増えています。
振り返ってみると、保険を見直したことは、単に固定費を減らせたことだけでなく、お金の使い方や向き合い方を見直す大きなきっかけになりました。
もし今、保険料の負担が大きいと感じているなら、一度「保険の役割」と「資産形成の役割」を整理してみるのも、一つの選択肢かもしれません。
我が家にとっては、家計改善への大きな第一歩だったと感じています。
保険を解約することが正解とは限らない
ここまで読んでくださった方の中には、「じゃあ保険は全部やめた方がいいの?」と思う方もいるかもしれません。
でも、私はそうは思っていません。
家族構成や収入、貯蓄額、健康状態、考え方は、それぞれ違います。
だから、必要な保険も家庭によって変わります。
大切なのは、「なんとなく加入し続けること」ではなく、自分たちの家庭に合っているかを定期的に見直すことだと思っています。
まとめ|保険も家計も「我が家に合っているか」が大切
我が家は保険を見直したことで、毎月の固定費を減らし、その分を資産形成に回すことができました。
もちろん、この方法がすべての家庭に当てはまるわけではありません。
それでも、「今入っている保険は、本当に我が家に必要なのかな?」と一度立ち止まって考えてみることには、大きな意味があると思います。
家計管理も資産形成も、正解は一つではありません。
だからこそ、わが家に合った選択を少しずつ積み重ねていくことが、将来の安心につながるのではないでしょうか。
この記事が、保険について考えるきっかけになればうれしいです。
小さな一歩の積み重ねが、きっと私たちの未来を明るく変えてくれる。
今日も、いちにちいっぽ🌱

